小さいお子さんは自分で服薬管理をするのが難しいため、薬局ではお薬の説明は、主に保護者の方にむけて行っています。
「お子さんが今どのような状態なのか」を確認し、「なぜこの薬を飲まなくてはならないのか」などを説明しています。
また、保護者の方を中心にお薬の説明をしつつ、お子さんに対しても、薬の理解をしていただけるように努めています。
例えば、同じ薬であっても、すべてのお子さんが同じように服用できるとは限りません。
当薬局でも、粉薬が苦手・錠剤が苦手・溶ける薬が苦手など、色々とお話を聞くことがあります。
お薬の説明をしていると感じるのが、保護者の方が、
「粉(シロップ)しか飲めないはず」、「口で溶かす薬の方がいいはず」
等思っていても、お子様のお話を聞くと
「シロップは味が嫌だから粉を飲んでみたい!」、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)が錠剤だから飲んでみたい!」、「小学生になったから錠剤がいい!」
など、錠剤を希望していることがあることです。
そういった場合、お薬の剤型については、希望があれば変更することができます。年齢や体重等を考慮し、問題がなければ、状況に応じて異なる剤形への処方変更を、薬局から医師へ提案することができます。
次回の来局時には、必ず「お薬変わって飲めましたか?」と確認しています。
飲めなかった時も、また元の剤型に戻すか、また違う剤型で試してみるかなど、様々な方法を考え、保護者の方とお子さんが、少しでも不安を感じず、自ら意欲を持ってお薬を飲めるような、お薬の説明を心がけています。
気になることがあればいつでもご相談ください。
(あおぞら薬局南城西店)